この記事は2024年1月24日に最新情報に更新しています。
目次
概要
- 映画『ゴジラ-1.0』は、日本での大ヒットに続き、全米公開後も大成功を収めています。12月3日時点で、観客動員数は248万人、興行収入は38.2億円を突破しています。
- 『ゴジラ-1.0』は、全米2,308館で上映されており、うちラージフォーマット750館での公開となっています。全米公開3日間での興収は16億円に達し、これは24年ぶりの記録更新となっています。
- この映画はゴジラ70周年を記念して制作された作品で、北米公開に先立ち、米ロサンゼルスのDGAシアターで北米プレミアが開催されました。このプレミアには主演の神木隆之介さんと監督の山崎貴さんが出席しましす。
- アメリカでは、『ゴジラ-1.0』が商業的な成功を収めており、海外の批評家からも高い評価を受けています。
- ハリウッドでの上映会では、多くの観客が集まり、米国内でも大盛況となっています。
アメリカ人の感想
- 満席の映画館: ゴジラ-1.0はアメリカでの公開時、多くの映画館で満席となり、大きな注目を集めました。
- 爆笑シーン: 秋津船長のシーンでの「Never mind.」のセリフは、観客から大きな笑いを誘ったとのことです。
- 共感と感動: PTSDをテーマにしたストーリーは、アメリカの観客に特に共感を呼び、深い感動を与えました。
- 拡大公開: 元々1500館での公開が予定されていたが、好評につき2300館に拡大されたことが伺えます。
アメリカでのヒット要因
- PTSDのテーマ: 主人公のPTSDを描いたストーリーラインは、アメリカの観客にとって非常に身近な問題であったため、強い共感を呼びました。
- 帰還兵キャラクター: アメリカでの帰還兵の問題に重なる主人公の設定は、観客にとって親近感を持ちやすいものでした。
- 高いクオリティ: 映画の完成度が高く、アメリカの映画業界関係者からも絶賛されました。
- 文化的共感: ゴジラが持つ戦争や核に関するメタファーは、アメリカの観客にも深く理解され、共感を得ました。
具体的なアメリカ人のコメント
- 「映画館で動けなくなるほど感動した」
- 「敷島の苦しみが自分と重なった」
- 「敷島が救われた時、自分も救われた気持ちになった」
- 「この映画は私にとって特別なものになった」
日本映画としての意義
ゴジラ-1.0のアメリカでの成功は、日本映画の国際市場における可能性を示唆しています。特に、ゴジラシリーズが持つ文化的背景やテーマの普遍性は、国際的な共感を呼び起こす力を持っていることが証明されました。また、アメリカでの成功は、今後の日本映画の制作予算や公開規模の拡大につながる可能性があります。
今後の展望
- 予算と公開規模の拡大: アメリカでの成功が次回作の予算増加やより大規模な公開に繋がる可能性があります。
- 日本映画の国際的評価: ゴジラ-1.0の成功は、日本映画の国際的な地位向上に寄与するでしょう。
視覚効果賞にノミネート【2024年1月24日追記】
ノミネートの概要
- 『ゴジラ-1.0』は、第96回アカデミー賞で視覚効果賞にノミネートされました。
- これは日本映画がこのカテゴリーでノミネートされた初めての事例です。
- アカデミー賞の授賞式は日本時間で3月11日に開催されます。
監督と視覚効果の担当
- 山崎貴さんが監督、脚本、そして視覚効果(VFX)を担当しました。
興行成績
- 日本国内では、公開から80日間で観客動員数348万人、興行収入54.5億円を記録。北米では公開52日間で興行収入約5189万ドル(約76.7億円)を超え、全世界の興行収入は1億ドルを突破しました。
まとめ
映画『ゴジラ-1.0』は、日本国内での大成功に続き、アメリカでも高い評価を受け、商業的な成功を収めました。この作品はゴジラ70周年を記念して制作され、アメリカ国内での興行収入は約5189万ドルに達し、全世界で1億ドルを突破しました。北米プレミアはロサンゼルスで開催され、主演の神木隆之介さんと監督の山崎貴さんが出席しました。アメリカでの成功の要因は、PTSDをテーマにしたストーリーラインが観客に共感を呼んだこと、主人公の帰還兵としての設定がアメリカ人にとって親近感を持ちやすかったこと、映画の高いクオリティと文化的共感があったことです。特に秋津船長の「Never mind.」のセリフは爆笑を誘い、PTSDテーマの深い感動を与えました。さらに、映画は第96回アカデミー賞で視覚効果賞にノミネートされるなど、日本映画の国際的な評価の向上に寄与しています。『ゴジラ-1.0』の成功は、今後の日本映画の予算増加や大規模な公開への道を開く可能性を示しています。